2012年8月11日 最初のバージョン
2013年8月22日 「人のレポートをコピペしない」に追記
2013年12月11日 「締切に間に合わないときは」を追記

演習のレポートを250通近く採点して、内容というよりも体裁について色々思うところがありましたので、つらつらと書きます。もちろんこれに従わないから単位を出さないということは絶対無くて、どんな体裁でも冷徹に内容だけを精査して採点しますが、でもここに書いてあることは当たり前のことで、また私の仕事はある意味では学生諸君を型に嵌めることなので(つまりレポートを提出するというのはどういうことなのかを無条件に体得してもらうことなので)、できれば従って欲しいと思います。

準備

解答に取りかかる前にまず準備。

用紙

A4のレポート用紙がベストです。大きさが揃っていた方が、持ち運んだり整頓したり返却するときに便利。ノートの切れ端(ルーズリーフですらない)とか、チラシの裏(!しかも文字通りチラ裏みたいな解答だったりする)とかはさすがにちょっと…。

手書きvsワープロ

どちらでも良いですが、読みやすいのでワープロを推奨します。手書きのレポートから書いた人の人間性や講義に対する意気込みを読み取ることはありません。清書してあるから/殴り書きだからという理由で点数に反映することはありません。レポートには通常数式が入るので、LaTeXの使用を勧めます。

表紙の有無

私はどちらでもかまいませんが、付いていた方が体裁が良いでしょう。

まず書くべき内容

解答を始める前にまず書くべき内容があります。

学籍番号と名前

これがないと採点できません。

講義・演習名

私の担当はIM,IDですが、IAのレポートが混ざっていたことがありました。中身を見ればすぐわかりますが、はっきりさせておいた方が良いです。件のレポートは演習名が書いてあったので、担当の先生に連絡して提出扱いにしてもらうことができました。

クラス番号

クラスに分かれている1,2年生限定ですが、自分のクラスもはっきりさせておきましょう。別クラスの演習に来ている学生が何人かいて、先生方で調整しました。

解答を書く

ここまでできたら解答を書き始めます。

問題をよく読もう

一つの問題で複数の事を聞かれている場合があるので見落とさないように。よくあります。また問題の意図を読み違えないように。全然頓珍漢なことが書いてあることがよくあります。

上から下に書こう

空きスペースを効率良く使いたいのだと想像しますが、用紙の様々な場所に謎の順番で回答が列挙されていることがあります。読みづらいし、うっかり読み飛ばしてしまいお互い不幸になる可能性があるので、あまり押し込まずに自然に上から下に書きましょう。

レポート用紙の表に書こう

裏に書かれるとうっかり見逃してしまう可能性があります。

自信がないときこそ思考過程をきっちり書こう

ただ答えだけ書いてあってしかもそれが間違っていた場合は問答無用でバツですが、もし過程が書いてあって、考え方自体は正しく単に途中でつまらないミスをしていただけなら部分点を差し上げることが可能になります。その方がお互い幸せじゃない?

書き殴らないで

我々は丁寧に書いてあっても書き殴ってあっても内容だけを精査しますが、そもそも読めないとどうしようもないです。

人のレポートをコピペしない

レポートの作成に当たっては他人と相談したり参考書をあたったりするのはして良い、というかして当然、というかしなきゃいけない。議論する中で理解が深まるのでどんどん相談しましょう。独力で卒業できるほど大学は甘くないです。ただし、書くときは相談しないで個別に行うこと。理解を醸造することとそれをどのように出力するのかは別のことだから。また、誰と相談したのかを明記すること。そうしないとコピペを疑うことになってしまう。

コピペはやっぱりわかりますよ。特徴的な解き方をしていたら一発。で、片方は消しゴムで結構直しながら書いていて、もう片方は清書したみたいにきれいだったら、どっちがどっちをコピペしたかもわかりますよね。

あと、誰とも相談してなくても、思考過程が一切書かれてなくて一言「答: 42」みたいな解答だと、やっぱり誰かの見て答えだけ移したんだろうという疑惑を持ってしまいます。それではお互い不幸ですね。そのような誤解を避けるためにはきちんと自分の言葉で書くことです。お願いします。

書き終えたら

見直しをする

問題の解き残しはないか、計算ミスしてないか、学籍番号や名前はちゃんと記載されているか、一回は見直しましょう。

ページ番号

通しでページ番号を書き入れましょう。ページの順番が入れ替わっているレポートは結構あります。

ホッチキス

左上を一箇所だけとめましょう。私を含めた右利きの先生の多くは、右手に赤ペンを持って左手でめくって採点するからです。

きれいにする

消しゴムのカスを払いましょう。採点が終わると私の机の上がカスだらけになります。

提出する

指定されたレポートだけを提出すること。別の課題のレポートや学友会総会予定議案書がレポートボックスに入っていたことがありました。

締切に間に合わないときは

提出しないのは最悪です。出来たところまででいいので、必ず提出しましょう。その際、レポートの表紙か最後に途中までしかできてないことを明記し、もし可能なら残りは後日提出したいのだが、と添えておくと、教員によっては認めてくれるかもしれません。

そういう不測の事態において大切なのは、教員とコミュニケーションを取ることです。自分一人で悩まず、真面目にしかしあまり期待せずに相談してみましょう。ダメかもしれないけど良いかもしれない。

コミュニケーションの難しさは、他人に期待しすぎ・期待しなさすぎから来ると思います。何も考えずにふらっと行ってみましょう。

お疲れ様でした

以上です。提出したらリラックスして明日への鋭気を養いましょう。