配属について

山崎研究室は2012年4月にスタートしました。研究テーマ・研究内容、研究室の年間スケジュール、これまでの研究成果研究室の設備はそれぞれのページをご覧下さい。海外旅行に抵抗がない人で(学会発表がありますから)、脳の計算に興味がある人、微分方程式をもりもり解きたい人、GPUを使ってみたい人、ロボットをいじってみたい人、を歓迎します。情報数理工学コースに来たけれど数学に自信がなくて、そのかわりプログラミングが得意な人もどうぞ。

研究テーマ選び

卒論テーマ

山崎研究室では基本的に、研究室のプロジェクトの一部を卒研で担当します。研究室の4つのテーマのそれぞれから1,2個づつ用意するので、その中から好きなものを選んでもらいます。

研究室によってはテーマを探すところからが卒研だったりしますが、私は少なくとも卒研に関しては、テーマは担当教員が与えた方が良いと思っています。その理由は、

  • 学生が思いつくテーマというのは残念ながらたかがしれていて、大抵は学術論文はおろか学会発表もおぼつかないレベルだから
  • 卒研に関しては、研究そのものよりも研究の仕方をまず身につけて欲しくて、そのためには安全・確実なテーマを選んでおいた方がいいから
  • 自分なりの研究テーマは修士に上がってからで十分だと思うから

です。

研究を富士山登山に例えて、頂上を世界の最先端の研究だとすると、自分でテーマを選ぶのは1合目から登り始めるようなものです。1年頑張って1合登っても何も見えずつまらないのではないでしょうか。研究室が提供するテーマならいきなり5合目からのスタートで、1合登ってくれればそれなりに面白い景色を眺めることができます。研究で大切なのはモチベーションを高く維持することで、そのためにできるだけ良い景色を見せてあげたいのです。

もちろん、自分なりのテーマで研究したいのなら、それはそれでかまいません。卒研にふさわしいテーマになるように話し合いましょう。

修論テーマ

良い研究テーマは、1つ完了すると2つの新しい問題を生み出します。卒研を1年やるとそういった問題が必ず見つかるので、それを修論のテーマにすると良いと思います。修士では国内の研究会や国際会議で1回は発表することが期待されます。また学術論文も執筆できると良いと思っています。それくらいのレベルの結果が出るように一緒に研究していきます。

その際、基礎と応用、科学と工学を両方カバーするような研究は、どっちつかずになりがちです。そうすると双方の分野から批判されます。そのためには立ち位置を明確にすることが必要なので、それは気をつけて進めましょう。

博士論文テーマ

書類上はまだ博士課程の学生を取ることができないのですが、理研にいた頃は博士課程の学生を委託で預かっていました(電通大で博士号を取得して学振研究員になりました)し、電通大に来てからもJSPSサマープログラムでUCSDの博士課程の学生を受け入れていました(UCSDで博士号を取得して人工知能のベンチャーを始めました)。配属方法等相談しましょう。

ポスドク・研究員

研究を仕事にする場合は、研究が先細りに・行き止まりにならないよう壮大なストーリーを作り上げることが大切になります。相談しましょう。

研究の進め方

学生さんは共同研究者です。助言を与えてやらせるというよりは、一緒に同じ問題に取り組みます。私も輪講に参加するし、コードも書くし、コードがうまく動作しないときは、コンピュータの画面を一緒に見ながらデバッグにもつきあいます。基本は個別指導です。そうする理由は、

  • 研究室のプロジェクトというのは本来的には私自身の研究だから
  • 指導教員は見本を見せるべきだと思うから
  • 研究の仕方は口頭で伝えてどうにかなるものではなく、一緒の事を一緒にやって身につけていくものだと思うから

です。研究は講義ではないので、徒弟制度を敷く方が経験上うまくいくことがわかっています。やる方は大変だけど、その先に得られるものは大きい。

そういうわけで、ペアプログラミングの要領でかなりべったりでやることになるので、人によってはうっとおしいと思うかもしれません。私は電通大の卒業生なので、教員であると同時に皆さんの先輩です。先生と一緒にやると考えると息が詰まりそうになるけれど、先輩と一緒にやると考えればちょっとは気が楽になるんじゃない?

ご了承下さい。

研究室には色々あって、既にその分野で大きな仕事をなされ、第一線からは退いた大御所の先生が主催している研究室から、現在まさに売り出し中の先生が主催している研究室まで、幅広いチョイスがあります。後者の研究室は先生自身が筆頭著者の論文を書き続けており、海外発表も毎年欠かさず、しかも学生の研究テーマは自分自身のプロジェクトでもあると思っている(思い込んでいる)ため、自ら発表するだけでなく学生もどんどん学会に連れ出し発表させます。国内と海外の区別もしません。

うちは完全に後者の研究室です。普段の負荷は低いですが、イベントがあると一気に跳ね上がります。そしてどういうわけかイベントは連続するので、大体2週間〜1ヶ月くらい高負荷の状態が続きます年中そんなだとさすがに燃え尽きちゃうのでそれはやりませんが、年に1,2回そういう時期があることはご了承下さい。ちゃんと研究している証です。

せっかく研究室に入るなら、やっぱりちゃんと研究しないとね。研究室に入って研究しないのはレストランに入って水だけ飲んで帰るようなものです。寂しい。

(2015年10月27日 現状に合わせて加筆修正)
(2013年10月27日 加筆修正)
(2012年11月5日「ご了承下さい。」を追記・あと全体的に修正)